Watson Farley & Williams(以下、「WFW」)は、世界で19番目の新オフィスを日本の東京に開設することをお知らせいたします。同オフィスは、WFWのパートナーであるサイモン・コリンズ外国法事務弁護士が香港から東京に異動し、同じくパートナーの井門慶介弁護士とともに率いていくこととなります。さらに、カウンセルの福永周介弁護士をはじめとして、その他のアソシエイトおよびパラリーガルも加わります。チームメンバーの多くは、以前、大手国際法律事務所であるホワイト&ケースの東京オフィスで共に勤務していました。
WFWの東京オフィスは、日本法および英国法その他の外国法の法律業務に対応しており、とくに航空・海事分野のアセットファイナンス・ストラクチャードファイナンスに注力して法的助言を提供する予定です。日本はこれらの産業分野において国際的にも重要な地位をしめており、WFWはこれまでも日本国外のオフィスを通じて当地で長年にわたる信頼関係を築いてまいりましたが、このたびの東京オフィスの開設は、日本においてWFWが更に確固たる強力なプレゼンスを確立するための基盤となるものです。同オフィスは、Watson Farley & Williams 外国法共同事業法律事務所として、弁護士と外国法事務弁護士のメンバーを擁しています。
イングランド・ウェールズのソリシター資格をもつコリンズは、ロンドンおよびシンガポールのWFWでアソシエイトを務め、2005年からWhite & Caseで勤務した後、2022年5月に再びWFWに加わりました。アセットファイナンス分野のトップクラスのロイヤーとして、Legal 500、Chambers、Airfinance Journalなどの主要な法律誌や業界誌で広く名を知られています。アセットファイナンス、プロジェクトファイナンス、ストラクチャードレンディング、リースその他の商取引など、複雑なクロスボーダーの航空・海事ファイナンス取引に関するアドバイスを提供します。
Clifford Chanceを経てWhite & Caseで勤務した井門は、日本の弁護士資格を有し、日本市場における豊富な経験を活かし、アセット、プロジェクト、ストラクチャード、デット、不動産など幅広いファイナンス案件に関するアドバイスを提供します。輸出信用機関や金融機関、日本および海外のリース会社などのクライアントを担当しています。日本におけるアセットファイナンス分野のトップクラスの弁護士として広く知られており、Chambers Asia Pacific 2023では「日本一の航空弁護士」とクライアントから絶賛されています。
日本の弁護士とイングランド・ウェールズのソリシターの両方の資格をもつ福永も、銀行および金融取引に関して幅広くアドバイスを提供しており、Chambers Asia Pacific 2023では、国内およびクロスボーダーの航空・海事アセットファイナンスにおける「新星」として注目されています。
WFWのシニアパートナーであるジョージ・パレオクラサスは、次のようにコメントしています。「このような一流のチームと共に東京でオフィスを開設することにより、世界第3位の経済大国での存在感を高めるとともに、アジア地域のアセットファイナンスにおける当事務所の優位性をさらに強化することができることを大変うれしく思います。強力な海事プラクティスに加え、アジア太平洋地域における最大の航空ファイナンスプラクティスを有することになります。2月のソウルでのオフィス開設に続く今回の新たな拠点の設立は、WFWのアジア太平洋地域に対するコミットメントとWFWのビジネスにおけるその重要性を強調するものです」。
コリンズは、次のように付け加えています。「東京にオフィスを開設することになり、本当にうれしく思っています。WFWは、トランスポーテーション分野のアセットファイナンスにおいて、長年にわたり高い評価を受けています。このことは広く周知されており、私たちのチームがアジア太平洋地域のクライアントに提供できるサービスを真に拡大し、強化するための明白な礎となっています。このたび、新しいWFW東京オフィスとしてチームを築いていくことになりますが、WFWを日本における航空・海事ファイナンスの「頼れる」法律事務所として発展させていくことを楽しみにしています」。